誂え訪問着【若松ちらし】

松は日本人の伝統的な精神文化において重要な位置を占め、中心的な役割を果たしてきました。また大伴家持の歌に「八千種(やちぐさ)の花は移ろう 常盤なる松の小枝を われは結ばな」あるように四季緑の色を変えない「常盤木」と古くから呼ばれ、吉祥文としてもちいられてきました。染織において松の意匠は多種あり、様々な器物・植物・禽獣と取り合わされ多用されてきました。

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