季節の染帯【紅葉】
京都は屈指の紅葉の名所。ライトアップされた紅葉はまさに“錦秋”です。秋に草木が赤色や黄色に変わる「もみず」に由来し、紅葉する代表木「カエデ」を総称して「モミジ」と呼ぶようになりました。
「狩り」とは、もともと獣や野鳥を捕まえることを指しますが、宮廷や貴族たちは「紅葉狩り」と称して、自然の草木を優雅に愛でる遊びに興じていました。
- 詳細
- 秋の定番「紅葉するカエデ・モミジ」の染帯。葉が手のひら似ていて独自の形状をしています。小ぶりのイロハモミジ・オオモミジ・ハウチワカエデ等々、赤色・橙色・黄色とあでやかに色づきます。どの形・大きさの葉にするか、色づきをどう配色するか、モミジをモチーフする時の悩みどころです。
このたびはハウチワカエデを落ち着きのある色目で、金彩で霞を施し錦秋の華やかさを表現しました。 - 地色: 亜麻色
素材: 塩瀬
季節: 秋
≪きものSalon掲載≫
