創作振袖【牡丹】
原産地の中国では、牡丹の花の豪華さと気品が他に圧倒するものとして「花王」「花神」と別称があります。花びらは薄い絹のようでありながら、しっかりとしていて大きな花びらが幾重にも重なり、重厚豊麗な花の姿にふさわしく「富貴花」と呼ばれています。雅やかな魅力にあふれた存在感は文学作品や絵画・工芸品の意匠に取り上げられ、着物では晴れの衣装のモチーフとして多く意匠化されています。
- 詳細
- 成人を祝う振袖として“牡丹の花”をモチーフすることに迷いなく、地色も“赤”と決めていました。まだ幼さを残しながら成人を迎えたばかりの娘が、しっかりした大人に美しい娘へと成長していくよう思いを込めました。
地染めに柔らかにぼかしを入れて、袖にも大きな牡丹の花をいっぱいに色とりどりに配置しました。
- 地色: 真朱色
素材: 絹 (松岡姫)
季節: 袷
